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ハレルヤとアレルヤ。深読みするとR15くらい。でもエロ的なあれは欠片ほども無いです。

※つまり、ひとりあそびのつもりで書きましたがかなり抽象的です。



彼は僕を痛めつける。自分自身を蹂躙し、足蹴にし、屈服させようと執拗に、いつまでもいつまでも。


―――ハレルヤ、君には僕の事、見えているの?


彼は僕を虐げている。でも、身体は同じなのだから、結局ハレルヤは自分自身を汚し続けるのだ。


―――気づいているの?ハレルヤ


事実、彼の思うとおりに、僕はいいように翻弄されている。蒼いゼリーで満たされたプールに緩やかに沈んで、あがけもしない。手も伸ばせないし、光も見えない。ただ、優しく窒息していく。ハレルヤに支配された自分自身の身体から伝わる感覚に全て支配されて、

………それでもこんな事を冷静に考えられる余地がまだ残っている。何という矛盾。二心にして一心の僕らの心だが、ハレルヤは弄ぶのに夢中のようで、こんな冷めた僕に気づかない。

抗えない感覚と、冷却された感情と、取り戻せない自分。

そんなのが全部ない交ぜになって、元々壊れているはずの自分がさらに崩れていく気がする。

―――ハレルヤ、ハレルヤ…

脳みその中でみっともなく声を上げながらも、砂となってゆく自分を繋ぎとめたくて、僕は必死に名前を呼んだ。意識は水となり、蒸気となって、今にも霧散しそうだ。…それでも、僕は、ハレルヤに…

―――何で、こんな事しないと、わからないのかな…。

―――――きみとであったひから、ぼくにはきみしかいないっていうのに。
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